Sun, Dec 27

  • 23:29  痛みがやがて快楽をもたらすように、痒みはやがて郷愁をもたらす。今、私の脳を侵すのは右腕の痒み。眼前にはあの夏の風景。かつて恋した少女がゆっくり手招きする。堪えきれず右腕を掻くと少女は消え、赤い掻跡だけを残す。薄く血の滲む腕を二三度さすった後、私は左腕を差し出す。 #twnovel

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