Tue, Oct 05

  • 22:45  風が砂埃を立てる音が、欲望を顕にした男たちの足音が、一人でも多くの男を誘い込もうとする女郎たちの声が、それらに重なるように軋む格子と衣擦れの音が、一刻も止むことなく聞こえてくる。貴女の眼が命の灯火を取り戻したほんの数秒ほど、時間というものを恨んだことはなかった。 #twnovel
  • 21:08  「もうこない」あなたに告げられて、私は生きることを忘れておりました。他の男の腕の中で、私はいつも死んでおりました。今、まさに今消えようとする私の灯火が映し出しているのは、本当にあなたなのでしょうか。もしそうならば残された数秒を、私は存分に生き抜いてみせましょう。 #twnovel

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