Sun, Aug 08

  • 12:13  人が蜆を掘りに行く。蜆もまた人を掘りに行く。水面を境に、両者熊手を構えて対峙したままじっと動かないのはこの時期よく見かける眺めである。日暮れには、天から巨大な熊手が現れ、人も蜆もひと掻きに掻っ攫って行くのもまたしかり。後には必ず夕立ちが来て、すべては慣らされる。 #twnovel

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